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露ノバテク社から初めてLNGを受け入れ 西部ガス


週刊経済2021年8月3日発行

ひびきLNG基地を活用した海外出荷向けとして

西部ガス㈱(福岡市博多区千代1丁目、道永幸典社長)は7月19日、ロシア大手の独立系天然ガス生産・販売のノバテク(ヤマロ・ネネツ自治管区、レオニード・ミケルソンCEO)からLNG(液化天然ガス)を受け入れた。
西部ガスが推進するひびきLNG基地(北九州市若松区)を活用した海外出荷向けとして調達したもので、ノバテク社はヤマルLNGプロジェクトで生産したLNG(約7万t)を北極海経由で砕氷LNG船を用いて、ひびきLNG基地へ輸送した。西部ガスがノバテク社のLNGを受け入れるのは今回が初めて。
両社は2018年に協力合意書「ひびきLNG基地を活用した連携ビジネスの検討協議」を締結。ひびきLNG基地を活用したグローバルビジネスの推進やアジア地域におけるLNG取引の拠点化検討を進め、LNG供給の多様性の拡大や自由度の向上、天然ガスへの転換による低炭素化を進めていく。