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電設資材卸売の共立電材を子会社化 カンサイホールディングス


12社目の事業会社

電設資材卸売の九州最大手、㈱カンサイを中核とする㈱カンサイホールディングス(福岡市博多区東比恵3丁目、忍田勉社長)は10月21日、電設資材卸売の共立電材㈱(同区住吉5丁目、秋吉太郎社長)の全株式を取得し子会社化した。
カンサイ設立60周年を迎えた2014年3月に持ち株会社体制に移行し、グループの総合力強化を図ってM&Aや地域販社の新設を進める一環で、共立電材は12社目の事業会社。カンサイHDの忍田社長と共立電材の秋吉登志生前社長は同い年で、九州電設資材卸業協同組合などで一緒に活動してきた仲だった。その逝去に伴い今年1月に就任した秋吉太郎社長から経営相談を受ける過程で、グループ入りに至った。子会社化に伴い、共立電材の代表取締役会長を兼務する忍田カンサイHD社長は「グループの総合力を生かし、充実したサービスを第一に、皆さまの期待に添うよう努めていきたい」と話している。
共立電材は1954(昭和29)年12月創業、57年12月設立。資本金4千万円。従業員10人。事業内容は電設資材をはじめ、住宅設備機器や省エネシステム商品の卸売業で、電気工事店を主販路とする。
カンサイHDは2013年10月設立、カンサイが設立60周年を迎えた14年3月始動。資本金9600万円。傘下にカンサイはじめ、電材卸、工事、住設販売・リフォームなどの事業会社を持つ。グループ総計の従業員は363人、2020年3月期の売上高は307億円。

2020年11月24日発行