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電線ケーブルの自動切断・皮剥き機を導入 幸和


週刊経済2022年11月8日発行

作業効率の向上へ

温度管理システムの設計や各種ハーネス類の加工・製造などの㈱幸和(糟屋郡宇美町若草2丁目、山口臣治社長)は10月24日、約500万円かけて電線ケーブルの自動切断・皮剥き機を導入した。
これまで切断や皮剥きはケーブルカッターでの手作業だったが、安全面や作業効率の向上を図る目的で、電線加工機メーカー・シュロニガー社(スイス)の「Multistrip9480」を導入した。電線ケーブルを供給機にセットして寸法を設定すると、切断と皮剥きが同時にできる。単線や多芯線などさまざまな電線に対応し、「多層ケーブルストリップ」や「多段ストリップ」など複数の皮剥き機能を持つ。山口社長は「作業スタッフの安全面に配慮しながら品質向上に努めていく」と話している。
同社は1991年4月設立。資本金1800万円。2022年12月期売上高見込みは約7億円。従業員49人。