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電子部品の苦戦響き経常は赤字 三井ハイテック中間期


売上高は2・1%増

半導体機器製造大手・三井ハイテック㈱(北九州市八幡西区、三井康誠社長)の20年1月期(2月~7月)連結中間決算は、売上高は前年同期2・1%増の422億8500万円、経常損益は600万円の赤字(前年同期は9億7800万円の黒字)となった。
車載向け部品を中心に電気部品事業や金型事業は好調で、特に岐阜事業所の開業により増産体制が整った電気部品事業は、売上高が前年同期比30・2%増と大幅増収となり、連結増収をけん引した。一方で、半導体業界の市況低迷が響き電子部品事業の売上高は同20・4%減となり苦戦。同社の中で際立って利益率の高い同事業の低迷が大きく影響し、連結経常利益・営業利益は赤字となった。中間純利益2億3200万円の赤字(前年同期は8億800万円の黒字)だった。
通期の業績予想では、売上高は前期比4・9%増の860億円、経常利益は同38・9%減の50億円と黒字決算を見込む。

2019年9月25日発行