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電動キックボードシェアサービスの実証実験 mobby ride


九州大学伊都キャンパス内で

電動キックボードのシェアリングサービス「mobby(モビー)」を運営する㈱mobby ride(福岡市中央区大名2丁目、日向諒社長)は、10月24日から九州大学伊都キャンパス内で電動キックボードシェアリングサービスの実証実験を開始した。
九州大学や福岡地域戦略推進協議会、福岡市と共同で実施するもので、道路に近い環境で「mobby」の実用性、安全性を検証する。LINE Fukuokaと提携し、利用者はLINEを使ってQRコードを読み込むことで使用や決済が可能。2種類の電動キックボードを導入し、キャンパス内数カ所にポートを設置した。導入台数は20台から最大60台。走行場所に応じた最高速度を設けGPS、IoTを活用して制御する。期間は2020年4月までで、段階的に走行範囲や参加者を拡大する。
また、今回の実証実験は規制のサンドボックス制度に認定された。この制度は生産性向上特別措置法に基づき、新しい技術やビジネスモデルを用いた事業活動を促進するために創設。期間や参加者を限定することにより迅速な実証を可能とし、得られた情報、資料を活用して規制改革を推進する。
日向社長は「実証後はキャンパス周辺などエリアを絞っての展開を予定している。電動キックボードだけでなく、新しいモビリティーが適合しやすい社会を創っていきたい」と話している。
同社は2017年8月3日設立。電動キックボードシェアリング事業を展開し、福岡市が主催する「福岡市実証実験フルサポート事業」に採択。マイクロモビリティの社会実走を目指し、自治体や企業と連携して事業を推進する。

2019年11月6日発行