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電力部門の情報制御システム好調で増収増益 正興電機製作所


売上高は223億4200万円

電力会社や官公庁向け情報制御システム製作・販売の㈱正興電機製作所(福岡市博多区東光2丁目、添田英俊社長)の2018年12月期決算は、売上高が前年同期比11・7%増の223億円4200万円、経常利益は同7・5%増の9億4300万円で増収増益となった。
セグメント別に見ると、電力部門は電力システム改革に対応した情報制御システム及び配電設備関連製品が好調だったことで売上高は前年同期年比15・4%増の50億300万円、セグメント利益は約4・5倍の3億7400万円。環境エネルギー部門は水処理設備向け監視制御システムや道路設備向け受配電システムが堅調に推移し、売上高は同3・2%増の121億4700万円、一方で一般産業向け受配電システムにおいて材料比率や原価率が増加しており、セグメント利益は同64・3%減の2億3500万円。
情報部門は港湾関連システムやヘルスケアシステムなどのクラウドサービス拡大に取り組んだが、売上高は同2・2%減の9億9600万円。セグメント利益はヘルスケア分野において介護認定制度改正に伴うシステム更新需要が増加したことで約6倍の9億5000万円となった。サービス部門は前年度に大口案件受注があったことで受注高は減少したが、再生可能エネルギー設備向け製品や中国での電気設備及び環境設備関連が堅調で、売上高は同68・5%増の26億600万円、セグメント利益は同7・8%増の6800万円。その他の部門では発変電所向け工事の増加で、売上高は同19・7%増の15億8800万円、セグメント利益は1億2200万円(前年同期はセグメント損失1700万円)となった。
今期は売上高が前年同期比5・2%増の235億円、経常利益は同42・1%増の13億4000万円の増収増益を見込んでいる。

2019年2月26日発行