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雑餉隈駅―下大利駅間の高架化が完了 福岡県
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週刊経済2022年8月30日発行
8月28日から運行開始
県と福岡市、西日本鉄道㈱(福岡市博多区博多駅前3丁目、林田浩一社長)が共同で進める雑餉隈駅―下大利駅間の高架化が完了し、8月28日の始発電車から運行を開始した。
鉄道と複数の道路との立体交差を目的に、「西鉄天神大牟田線連続立体交差事業」として、2011年に雑餉隈駅―下大利駅の約5・2㎞の高架化工事を開始。事業費は県が約659億円、市が約415億円で、県が、大野城市栄町―下大利の約3・3㎞区間を担い、市は博多区南八幡町―博多区西春町までの約1・86㎞区間を担当した。雑餉隈駅、春日原駅、白木原駅、下大利駅で高架化工事が進められ、春日原―下大利駅間で12カ所の踏切、雑餉隈駅付近で7カ所、計19カ所の踏切が除却された。踏切の撤去によって、交通渋滞や踏切事故の解消による道路交通の円滑化が期待される。また、西日本鉄道が、雑餉隈駅と春日原駅間に新駅を設置、23年度後半の開業を予定しており、一般からの新駅名の公募を経て、7月27日に「桜並木」と決定したことを発表した。大野城市でも白木原駅と下大利駅周辺で遊歩道や駅前広場など町づくりの整備を進めている。同日、開通式が行われ、式典には服部福岡県知事や高島福岡市長、西日本鉄道の林田社長など約130人が参加した。今後は、現在線と仮線の撤去工事を進め、工事完了時期は24年11月末を予定している。