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障害者のアート作品を企業で活用  ふくしごと


4千作品管理

福祉施設の商品開発などの㈱ふくしごと(福岡市博多区千代1丁目、橋爪大輔社長)は8月31日、障害者のアート作品を企業の商品や広告に活用させるサービス「HIBIGEI(ひびげい)」を開始した。
障害がある人の表現活動を仕事につなげることが目的で、同社が作品をデータベース化し企業からの相談に応じて利用方法を提示し、施設を通じて作者に利用料金を支払う。現在、4千点の絵を管理しており、企業や広告代理店が活用できるように著作権の運用・管理、絵を使用したデザインワークやグッズを製作している。使用料金はカレンダーやクリアファイルなどのノベルティデザインなどが20万円から30万円。そのほか車のラッピングや自動販売機、ウォールアートなどにも活用できる。橋爪社長は「企業のニーズに合わせた作品利用の提案方法を強化し、多くの企業に活動を認知してほしい」と話している。
同社は、2015年2月設立。資本金は370万円。決算期は10月。従業員数は8人。橋爪社長は1968年12月1日生まれの51歳。大分県宇佐市出身。広島工業大学卒。趣味は旅行。

2020年9月23日発行