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障がい者雇用創出に向けたメダカのスマート養殖販売 NTT九州支店とNTTビジネスソリューションズ
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週刊経済2023年3月21日発行
NTT西日本九州支店(福岡市博多区博多駅東3丁目、梶原全裕執行役員支店長)とNTTビジネスソリューションズ㈱福岡ビジネス営業部(中村哲取締役福岡ビジネス営業部長)は3月18日、「障がい者雇用創出に向けたメダカのスマート養殖販売事業」の確立をめざす実証事業を始めた。
NTT西日本が地域活性化活動の一つとして「糸島市の自然を活かしたノーマライゼーションの実現」をビジョンに掲げ、ICTソリューションを活用して障がい者の経済的自立・能力・やりがいを支援する取り組みの一環で、第一弾として3月18日に「ライブコマース」によるメダカ販売トライアルを実施した。
「障がい者雇用創出に向けたメダカのスマート養殖販売事業」の主な内容は①メダカの養殖(スマート養殖トライアル)=水温・PH(水素イオン指数)溶存酸素濃度などの環境センサーによるデータ取得・可視化をしてメダカ養殖の安定化・品質向上をめざす。②障がい者の就業環境の整備・就業促進(障がい者就業トライアル)=障がい者が記録する業務日誌のデジタル化などICTの利活用で日々の成長を支援し、働きやすい環境整備・就業促進をめざす。③販売モデルの確立(販売トライアル)=「生産者の想いを消費者に届ける『ライブコマース』」や「地域の特産品として『ふるさと納税』への出展」、「メダカ・水槽の定期的メンテナンスサービスを提供する『サブスクリプション』」などの販売モデルの確立。
両社は「実証での成果や知見をもとに、障がい者の方々のさらなる活躍の広がりに資するビジネスモデルの創出をめざし、福岡県の地域活性化に貢献していく」としている。今後は、スマート養殖のパッケージ化による水平展開、サブスクリプション等による販売拡大、先端技術(NFT、AI、IoTなど)活用によるメダカの個体証明などの新たな価値創造にも取り組んでいく計画。