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防災アプリのサービス開始 福岡市


富士通九州システムズが開発

福岡市(高島宗一郎市長)は4月11日、防災アプリ「ツナガル+(プラス)」のサービスを開始した。
ICT、IoTといったテクノロジーの活用で課題解決を図るプロジェクト「防災×テック」の一環で16年10月に実施した「防災減災アプリコンテスト」で最優秀賞を受賞した㈱富士通九州システムズと共同開発した。「平時から利用される地域コミュニティ防災アプリ」を基本コンセプトに、平常時にはグループ作成・投稿機能を活用し、自治体や地域サークルなどの情報交換、店舗のオープンやセールなどの情報発信に活用できる。有事には災害時モードに切り替わり、スマートフォンなどのGPS機能を利用して現在地近くの避難所を一覧や地図で表示するほか、被災者間の被災状況や物資支援などの情報共有などの活用を想定している。利用者同士での情報共有によって、車中泊などで指定避難所以外に避難している場合でも、支援物資などの情報が得られることが特徴。ダウンロードは無料。
市民局防災・危機管理課では「熊本地震など近年の大規模災害では、情報を得たり、発信することの重要性があらためて認識された。平時から防災意識を高めるためにも、啓発とあわせてアプリを広めていきたい」と話している。

2018年4月24日、5月1日合併号