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関西・関東好調で売上高は7・3%増の2819億円 小野建
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週刊経済2024年6月5日発行号
経常利益は16・2%減
鋼材・建材商社の小野建㈱(北九州市小倉北区西港町、小野建社長)の2024年3月期連結決算は、売上高は前期比2819億3300万円、経常利益は同16・2%減の83億4200万円で増収減益だった。
販売単価の高止まり等の業況を背景に、主要販売エリアの全てが増収となった。主力の九州・中国エリアの売上高は、前期比3・0%増の1510億9500万円だったが、関西・中京エリアは鉄鋼商品の販売単価の高止まり、販売数量増加により、売上高は同15・1%増の731億1100万円。関東・東北エリアも、ほぼ同様の業況で売上高は同10・1%増の577億2600万円といずれも2けた増収となり、連結増収をけん引した。一方で利益面は、鉄鋼商品において在庫商品を中心に利益率が低下したことや、運賃・人件費の増加をはじめとする販管費の増加により大幅減益となっており、最終利益は同18・0%減の57億6100万円となった。
今期の業績予想は、売上高は前期比7・1%増の3020億円で初の3000億円突破を、経常利益は同3・1%増の86億円で増収増益を見込む。