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開通1カ月の交通量は1万~1・2万台に 九州地方整備局


阿蘇の長陽大橋ルート

九州地方整備局(福岡市博多区、増田博行局長)は11月2日、8月27日に開通した熊本県南阿蘇村の長陽大橋ルートの開通1カ月の交通量を発表、1日あたりの交通量は平日で約1万200台、休日で約1万2100台だった。

同ルートは昨年4月の熊本地震で崩壊した阿蘇大橋に代わり、熊本市から阿蘇方面に向かう代替ルートとして開通した。同ルートの開通によって、一部時間帯で平日200〜300メートル、休日で約500メートルの渋滞が発生するものの、並行する道路の交通量がミルクロードで約2割減、県道高森線(俵山トンネルルート)で約6割減しているという。また、ルートの開通で南阿蘇村で唯一の救急病院・阿蘇立野病院で救急患者の受け入れを再開、南阿蘇村から大津町の熊本セントラル病院への救急搬送時間が約16分短縮したほか、大津町と高森町を結ぶ路線バスの運行再開、南阿蘇周辺の主な観光施設の利用者数が開通前に比べて約1割増加するなど医療、公共交通、観光面で開通効果が見られている。

2017年11月14日発行