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開発補助金の枠と対象を大幅に拡大 福岡県Ruby・コンテンツビジネス振興会議


週刊経済2024年4月17日発行号

補助上限は1千万円に

福岡県が主体となって活動する福岡県Ruby・コンテンツビジネス振興会議(事務局・福岡県商工部新産業振興課、まつもとゆきひろ会長)は今年度から、Ruby等を使った製品・サービスの開発補助金の補助枠と対象を大幅に拡大する。
従来はRuby・mrubyを活用した開発案件が対象だったところ、今年度からは「革新的IT製品・サービス開発等支援補助金」と名称を新たに、「革新的なIT製品・サービスの開発」を補助の対象と定めた。必ずしもRuby・mrubyを使うことが要件ではなくなり、その対象は大幅に広がった。また、補助上限は前年度までが1件200万円だったところ、今年度は1千万円にまで拡大(補助対象経費に対して1/2以内)。mrubyを使った開発や展示会出展も支援(補助上限100万円)するほか、採択後は、福岡県のビジネスプロデューサーによる助言を受けることも可能。応募締切は5月31日。
同振興会議は「フクオカRuby大賞」を主催するなど、まつもとゆきひろさんが開発した国産プログラミング言語「Ruby」の普及・拡大に向けた活動を推進してきた。今後はより広範な「IT」を対象に、活動のすそ野を広げていくとしている。