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開発案件の契約内容変更などで赤字拡大 システムソフト中間期


週刊経済2023年5月23日発行号

売上高は26・5%減の16億円

不動産事業者や公共機関向けのシステム開発を手掛ける㈱システムソフト(福岡市中央区天神1丁目、吉尾春樹社長)の2023年9月期中間連結決算は、売上高が前年同期比26・5%減の16億2900万円、経常損失は前年同期の2300万円から1億900万円となり、赤字幅が拡大した。
システム開発における一部案件の契約内容変更、コンサル案件の下期後ろ倒しにより減収。利益面では売り上げの減少に加え、営業外費用で円高に伴う為替差損3100万円(前年同期は2800万円の為替差益)を計上したことから赤字が拡大した。営業損失は5700万円(前年同期は同2600万円)、上半期純損失は1億2700万円(前年同期は同5400万円)だった。
また、開発の一部をコンサルティングによる参画に変更したことに伴い、通期連結業績予想を下方修正。売上高は前回予想の44億円から13・6%減の38億円。経常利益は据え置き、2億2千万円を見込んでいる。