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開業ワンストップサービスセンターを開設 福岡市


国家戦略特区活用し国と共同で

福岡市(高島宗一郎市長)は8月27日、同市中央区大名2丁目の官民協働型創業支援施設・フクオカグロースネクスト内に「福岡市開業ワンストップセンター」をオープンした。
同センターは市が国家戦略特区による規制緩和を活用して立ち上げたセンターで、国と共同で法人設立に必要な各種手続きを1カ所でまとめてオンライン実施できる拠点として開設した。センターはフクオカグロースネクスト内にある創業相談所「スタートアップカフェ」内に設けており、これまでさまざまな窓口を訪問して実施しなければならなかった各種手続きをインターネットで一括行い、開業に掛かる印紙代などの金銭的負担軽減にもつなげていくという。センター利用者は常駐コンシェルジュからのアドバイスなどが受けられ、そのほかオンライン申請時に必要なパソコンなどの設備も同所内で利用できる。開業ワンストップサービスの開設は、国内では東京都に次いで2例目だという。
同日には九州大学の起業部に所属する学生起業家が利用第1号として、テレビ電話を使った電子定款認証手続きをした。

2019年9月10日発行