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門司港レトロ地区に複合温浴施設 下関市のエストラスト
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事業費約11億円、20年開業予定
西部ガスグループで不動産分譲、管理を手掛ける㈱エストラスト(山口県下関市竹崎町、松川徹社長)は、北九州市門司区東港町に複合温浴施設を建設する。事業費は約11億円、開業予定は2020年。
北九州市が計画する門司区の通称「門司港レトロ」エリアのにぎわい創出および魅力向上を目的とした「新浜11、12号上屋跡地にぎわい創出事業」の事業者として公募型プロポーザルで選定されたもの。場所は旧門司税関北西側の港湾倉庫跡地で、同市から年額400万円で賃借する。敷地面積4446㎡。建物は2階建て、建築面積3330㎡、延べ床面積5635㎡。温浴エリア(1596㎡)とレストランや物販などの店舗エリア(1454㎡)で構成する。
温浴エリアは大浴場、露天風呂、家族湯など。店舗エリアは地産地消、ジビエ料理等のレストラン、地酒、焼きカレー、地元農家のマルシェ等地域の食文化発信店を置く計画。自走式立体駐車場で157台収容。20年のオープンに向け、19年中の着工を目指す。同社では「本事業をきっかけに、主力としている不動産分譲事業に加え、商業開発をはじめとする既存事業以外の分野での売上拡大を図る」と話している。
同社は1999年1月設立。資本金7億3603万円。2018年2月期連結売上高は139億2300万円。2005年3月に福岡支店(福岡市博多区博多駅前4丁目)を開設。山口、福岡、鹿児島、宮崎、熊本、佐賀、広島、愛媛、大分の計9県で供給実績がある。2012年11月東証マザーズ上場、14年8月東証一部に市場変更(17年11月から福証との重複上場)。
2018年6月19日発行