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門司・博多発の「ダイレクト混載サービス」を開始予定 横浜のセイノーロジックス


週刊経済2023年12月5日発行号

上海・香港・基隆向け

海上混載輸送のセイノーロジックス㈱(横浜市西区みなとみらい2丁目、中山宏志社長)は、門司港・博多港発で目的地の港へ直行で輸送する「ダイレクト混載サービス」の開始を予定している。
同社は、異なる荷主の貨物を1本のコンテナに積み合わせて届ける「混載輸送」に特化した海上輸送サービスを提供。6月から九州営業所(福岡市博多区博多駅前2丁目)を設置しており、現在九州エリアでの海上混載輸送貨物の集荷を強化している。門司港、博多港においては、これまで世界350カ所に向けた釜山経由での混載サービスと、冷蔵・冷凍専門の「ひんやり・ばりひえ混載サービス(博多のみ)」を展開しており、これから「ダイレクト混載サービス」も開始する予定。同サービスは目的地の港まで途中でコンテナの詰め替えをしないため、貨物をより早く安全に輸送できる点が特徴で、顧客から要望の多かった上海、香港、基隆(台湾の都市)向けに始める。門司・博多のCFS(小口の貨物を混載する荷捌き場所)で荷受けし、危険品や消防法該当品の取り扱いも可能。
同社では「サービスの利便性を向上させ、今後も需要拡大が見込まれる九州エリアからの輸出貨物にも対応していきたい」と話している。
同社は1986年11月設立。資本金1億円。