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長雨や台風などが影響し、2期ぶりに悪化 九州・沖縄地区中小企業景況調査


福岡県も2・1P悪化

(独)中小企業基盤整備機構九州本部(福岡市博多区祇園町、山地禎比古本部長)が3カ月ごとに実施する九州、沖縄地区の中小企業景況調査の全産業の業況判断DI(「好転」―「悪化」/2019年7月~9月期)は、前期差2・8ポイント悪化のマイナス13・5だった。福岡県は2・1ポイント悪化のマイナス12・3。
長雨や台風の影響を受けた宿泊、レジャー業や、建設業で熟練技術者や作業員などの人材が不足するなど、2期ぶりにマイナス幅が拡大した。
事業別では、小売業が0・5ポイント改善のマイナス19・8だったものの、卸売業が12・8ポイント悪化のマイナス21・2、建設業が4・6ポイント悪化のマイナス0・2、サービス業が2・6ポイント悪化のマイナス11・6、製造業が2・1ポイント悪化のマイナス14・3だった。
同調査は中小企業基本法で定義する九州、沖縄地区の中小企業を調査対象に集計(9月1日時点)しているもので、今回で157回目。2852社に聴き取り、有効企業数2765社で、回答率は96・9%だった。

2019年10月8日発行