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長野市の草刈機が優れたデザインで評価 オーレック


長野市主催はじめ4賞で受賞

乗用草刈機、自走式草刈機大手の㈱オーレック(八女郡広川町、今村健二社長)が運営する草刈機のショールーム「OREC green lab長野」が9月、優れたデザインで評価された。

同所は同社初のショールームとして2016年5月に長野市赤沼にオープン。敷地面積1873㎡、平屋建てで延床面積465㎡。主要製品中心に約30機種を展示している。国内外で多くの受賞歴のある建築家の木下昌大氏がデザイン、設計を手掛け、商品を一望できる壁面の木造ショーケースとそこから張り出した屋根、その下にある多目的なホールを見渡せる全面ガラス壁から構成されたシンプルな外観に仕上げ、農園風景に馴染むようにした。

受賞したのは長野市主催の「第30回長野景観賞」、公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2017年度グッドデザイン賞」。また、一般社団法人日本商環境デザイン協会主催「JCDデザインアワード2017」、一般社団法人日本空間デザイン協会主催「DSA日本空間デザイン賞2017A部門(エキシビジョン、プロモーション空間)」で入選した。主催側より「全面を通過する車両からのほんの一瞬の視線を捉える力強さを備えており、周囲の果樹園にもよく馴染んでいる。パレットに乗っていてフォークリフトで簡単に取り出せるのも実利的。車でもミニカーでもできない乗用草刈機だから生まれた独特のスケール感がまさに〝デザインの力〟」などと評価を得ており、今村社長は「初のショールームでこれだけの評価を頂いた。特に長野市景観賞は市民の方より推薦いただき受賞に繋がった。自然に調和する建物設計に取り組み、ファンを増やし、農家さんが来店しやすいショールームにしていく」と話している。

2017年10月17日発行