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長崎駅東口駅前交通広場の整備など本格化 長崎市
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週刊経済2022年5月3日・10日発行合併号
今年9月にバス・タクシー乗り場を暫定供用
JR九州の新長崎駅ビル工事に合わせ、駅周辺土地区画整理事業を進める長崎市は、駅東口駅前交通広場などの整備を本格化させている。
広場は新駅ビルの建設が進む駅東口側で行われ、駅前交通広場と多目的広場をJR九州と連携し整備する。駅前交通広場は約1万5200㎡。駅舎側に路線バスや観光バス、タクシー乗り場、国道側には一般車両の駐車場と乗降場を設ける。多目的広場は新長崎駅ビル、アミュプラザ長崎駅前に整備される芝生広場。現在、駅前広場の役割を果たしている高架広場の約4倍にあたる約6900㎡の広さ。イベント活動や待ち合わせ場所、憩いの場としての機能を持たせ、駅前における「交流・にぎわい空間」としていく方針。西九州新幹線が開業する9月にはバス・タクシー乗り場を暫定供用し、25年までに全面供用する。また、広場の整備に合わせ、駅東口から路面電車・電停までに屋根付き通路、エスカレーター・エレベーターなどの昇降施設を新設することで、雨天時にもスムーズな移動ができる動線も確保する。
同市まちづくり部長崎駅周辺整備室の松尾英幸室長は「東口駅前交通広場と多目的広場の整備は区画整理事業の総仕上げ」とした上で、「陸の玄関口にふさわしい“長崎のおもてなし空間”に加え、多くの人を街中に浸透させるポンプ機能となるよう事業を推進していきたい」と話している。