NEWS

長崎県壱岐市とエンゲージメント協定 nijito


週刊経済2023年3月14日発行

女性活躍推進や地域資源活用へ

ヘアケア、スキンケア化粧品などの製造・販売の㈱nijito(ニジト・福岡市中央区舞鶴1丁目、鮫島貴子社長) は1月、長崎県壱岐市と「エンゲージメント協定」を締結した。
創業から10年を迎えるにあたって、自社の事業領域内に留まらず社会や環境への課題解決の取り組みを進めていく一環。今回、同社が昨秋に壱岐市で全社合宿をした際、白川博一壱岐市長と面会したことなどがきっかけで、協定につながった。地域女性の活躍推進や壱岐市の資源を生かしたものづくりなどの活動を検討している。同社では「経営理念の〝おせっかいをもっと〟を軸に、地域の課題解決のサポートをしていきたい。資源の活用として、麦焼酎の生産において現在廃棄されている酒粕を生かしたものづくりなどを考えている」と話している。
壱岐市はSDGs未来都市および自治体SDGsモデル事業に認定されており、少子高齢化や人口減少などの課題の中で、持続可能な未来を目指した活動に取り組む。「エンゲージメントパートナー制度」では、さまざまな島外企業と協定を結び、実証実験フィールドとしての活用やワーケーションの推進などをしている。
同社は2010年4月設立。資本金2500万円。100%天然由来にこだわったライフケアブランド「haru」を運営。東京と福岡にオフィスを置いている。