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長崎県の内科循環器科で窓口業務DXシステムが採用 コモン・クリエーション


週刊経済2024年5月29日発行号

ケアマネージャーの業務負担軽減図る

システム開発、DX支援などのコモン・クリエーション㈱(福岡市中央区大名2丁目、留置正浩社長)は5月1日、自社開発の病院窓口業務DXソリューションが長崎県壱岐市の光武内科循環器科病院で採用された。
今年2月、医療機関向けに開発した、LINEを活用してトーク画面で予約管理や情報発信をするシステム「Med‐well(メドウェル)」の導入促進を図る一環で、長崎県の病院で初めて採用された。同院では、在宅で介護や医療を受けている当人やその家族が一時的に短期入院をする「レスパイト入院」を受け入れており、これまで電話やFAXで予約を管理していたが、同システム導入でケアマネージャーの業務負担軽減を図った。コモン社は、同院と協業して公式LINEを開設し、6月以降には患者向けに情報発信を開始するほか、追加機能開発も予定している。留置社長は「メドウェルを導入することで、事前のヒアリングや予約確認など、約50%の業務を削減することができる。今後も大学病院や国立病院などの中核病院に向けて情報を発信していきたい」と話している。
同社は2020年10月設立。資本金355万円。23年5月期売上高は約9千万円。スタッフ数は7人。