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長崎マリオットホテルなど運営の子会社設立 JR九州
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週刊経済2023年2月7日発行
佐賀県嬉野市の旅館も運営
九州旅客鉄道㈱(JR九州、福岡市博多区博多駅前3丁目、古宮洋二社長執行役員)は、1月23日付で新たなホテルを運営する100%出資子会社「JR九州ホテルマネジメント㈱」(福岡市博多区博多駅前3丁目)を設立した。
今後同社が、今年秋佐賀県嬉野市大字下宿丙に開業予定の温泉宿泊施設「嬉野八十八(やどや)」と来年初頭長崎駅隣接地(長崎市尾上町)に開業予定「長崎マリオットホテル」の開業準備と開業後の運営を担う。新会社の資本金は1億円。社長はJR九州の浜田真知子執行役員事業開発本部ホテル開発部長が兼務する。
嬉野八十八は嬉野最大の特産品である嬉野茶と、日本三大美肌の湯と言われる嬉野温泉といった魅力を核に佐賀の食、工芸、風土など、地域の価値を存分に生かす湯宿(ゆやど)がコンセプト。敷地面積は9565㎡。母屋棟が鉄筋コンクリート造りの4階建て、離れ棟が木造平屋建てで、延べ床面積は約5300㎡。客室数は母屋棟24室、離れ棟12室の計36室。全室に100%源泉かけ流しの浴室を設置する。
長崎マリオットホテルはJR九州と世界最大のホテルチェーン、マリオット・インターナショナルとの協業で運営する九州初進出となる「マリオットホテル」。長崎駅隣接地に建設する13階建て新駅ビルの7階~13階に入居。延べ床面積は約2万㎡で、客室数は200室を予定。
なお、オープンニングスタッフとして嬉野八十八は約60人(社員約30人、パート・アルバイト約30人)、長崎マリオットホテルは約130人(社員約 100人、パート・アルバイト約30人)を募集する。