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鎌瀬橋など3橋の仮橋工事は5月末までに完了 九州地方整備局
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週刊経済2021年2月16日発行
令和2年豪雨災害の応急復旧工事
九州地方整備局は2月2日、昨年7月に発生した豪雨で甚大な被害を受けた熊本県南部の球磨川流域で実施している災害復旧事業で鎌瀬橋など3橋の仮橋工事を5月末までに完了すると発表した。
九地整は現在、被災した八代市から人吉市までの約100キロ区間で流出した道路や橋りょう10橋を国の権限代行で応急復旧作業を進めているが、道路の応急復旧や流出した橋りょうの撤去のうち、現在地で仮橋工事ができる鎌瀬橋(国道219号)、坂本橋(主要地方道・坂本人吉線)、相良橋(県道325号)は仮橋を設置し、工事を進めている。
仮橋は2011年3月の東日本大震災による津波被害で被災した岩手県陸前高田市の気仙大橋(国道45号)にも使われている組立式版桁橋。橋長20~30メートル、幅員8メートルまでの設置が可能という。
道路部道路計画第1課では「通学路や生活道路としての機能が回復するとともに、球磨川流域市町村の生活再建を支援することができる。早期の全線復旧に向け、全力で取り組んでいきたい」と話している。