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録音した通話内容を携帯電話に送信できるソフトを販売 アンソネット 特許申請中
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パソコン用ソフトウェア、Web対応ソフトウェアの開発などを手掛けるアンソネット(福岡市中央区天神二丁目、大園郁社長)は十月中旬から、録音した通話内容を携帯電話に送信できるパッケージソフト「こえめ~る」を販売開始した。
これは電話とコンピューターを融合したシステムで、電話を着信すると、顧客情報がパソコン画面に自動的に表示。通話中全ての会話をコンピューターが録音するという同社のオリジナル商品「接客ナビ」を応用して開発したもの。同商品は、社外にいる営業マンやサービスマンなどに、録音した通話内容をメールに添付して送信、正確に内容を確認することができるというもの。KDDIの携帯電話(au)「CDMA 1X WIN」(携帯インターネットによるパケット通信の定額制料金)に対応。定額制料金のため、通話料を安く抑えることができる。顧客からの電話を直接送信するため、伝言ミスがなくなり、キーボードが苦手な人でも簡単に操作ができるという。現在、特許申請をしている。
大園社長は「受注ミスや伝言ミス防止はもちろん、お客様の微妙なニュアンスまで伝えるため、顧客からの信頼や満足度アップにつながると思う。今後も柔軟な発想力で中小・中堅企業の業務効率アップにつながる低価格でいい商品を提供していく」と話している。
同社は、十月六日から東京ビックサイトで開催される「第十八回東京ビジネス・サミット二〇〇四」に参加する。一九九五年二月設立。資本金は一千万円。従業員は七人。
大園社長は鹿児島県出身、一九五七年四月十五日生まれの四十七歳。鹿児島工業高等専門学校卒。趣味は海外旅行。
2004.9.22 発行 週刊経済より