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鉄鋼、自動車業界向けとも好調で増益  リックス4~12月    売上高は8・5%増の230億円


 福岡市博多区山王1丁目の機械商社・リックス株式会社(松浦賢治社長)の14年4~12月期連結決算は、売上高が前期比8・5%増の230億4100万円、経常利益が14・4%増の11億8500万円の増収増益となった。
 営業利益は18・6%増の10億1700万円、純利益は18・9%増の6億6400万円だった。鉄鋼業界向けの売上高は、同14・8%増の77億1300万円。シール類や回転継手の販売が堅調に推移したほか、韓国の製鉄所向け圧延ロールと国内製鉄所向け油圧シリンダーの販売が売上増に貢献した。
 自動車業界向けの売上高は同1・8%増の49億3900万円。工作機械で使用される回転継手の販売が堅調に推移したほか、自動車製造工場向けクーラントろ過装置や自動車部品製造工場向け洗浄液再生装置の販売が売上増に貢献した。
 また、電子・半導体業界向けの売上高は、同27%増の23億1000万円。フィルターやシール類の販売が堅調に推移したほか、自社製品の高圧バリ取り装置、超音速ジェット湿式微粒化装置の販売が売上増に貢献した。ゴム・タイヤ業界向けの売上高は、同9・8%増の23億2900万円。自社製品の回転継手の販売が堅調に推移したほか、北米、中国など自動車生産が好調な地域のタイヤ生産設備向けバルブの販売が伸長した。そのほか高機能材業界向けの売上高は、同13・7%増の8億1800万円。環境業界向けは、同14・7%減の9億5000万円。紙パルプ業界向けは、同4・2%増の4億4600万円だった。
 通期では、売上高が3・2%増の302億円、経常利益が7・2%減の13億4000万円を見込んでいる。