NEWS

鉄道やホテル、小売業が好調で増収増益 JR九州中間期


週刊経済2023年11月14日発行号

経常益は2・4倍の280億円

九州旅客鉄道㈱(JR九州、福岡市博多区博多駅前3丁目、古宮洋二社長)の2023年度第2四半期連結決算は、売上高にあたる営業収益が前年同期比12・1%増の1907億3200万円、経常利益が同2・368倍の280億5000万円と増収増益となった。
営業収益は鉄道旅客運輸収入の増加をはじめ、ホテル業や小売業の収入増などで205億円の増収となり、3期連続の増収。営業利益、経常利益、四半期純利益いずれも3期連続の増益となった。営業利益は同2・398倍の268億1600万円。四半期純利益は同2・332倍の279億8900万円で過去最高を更新した。
セグメント別では、運輸サービス事業は営業収益が25・1%増の793億4500万円、営業利益が32・16倍の121億2500万円。不動産・ホテル事業は営業収益が5・0%増の552億4600万円、営業利益が40・1%増の118億9700万円。流通・外食事業は営業収益が18・4%増の299億4200万円、営業利益が6・654倍の16億7800万円。建設事業が4・6%減の339億1500万円、営業損益が3億7000万円の損失(前年同期は1億6800万円の利益)。ビジネスサービス事業は営業収益が0・9%増の344億8500万円、営業利益が16・2%減の16億1900万円。
通期の業績予想は8月8日に公表した内容から修正はなく、営業収益が前期比8・8%増の4170億円、営業利益が33・1%増の457億円、経常利益が28・6%増の459億円、当期純利益が30・6%増の407億円の増収増益を見込んでいる。