NEWS

金網製ベンチの受注生産開始 福岡金網工業


6月末から

コンクリート用金網を製造、販売する福岡金網工業㈱(福岡市博多区吉塚1丁目、山本崇裕社長)は6月末から、金網製ベンチの受注生産を開始した。

同社はこれまで、コンクリートを固める際に必要となる金網や、害獣捕獲用の金網製造を主に手掛けてきた。実際に民間会社から依頼を受けて第1号商品が完成しており、今後は従来製品とは異なる用途の新商品として随時受注生産する。

ベンチの大きさは縦140センチ、横45センチ、高さ45センチ。金網1本1本を格子状に交わらせた長方形型のベンチで、色は赤、ピンク、白など5種類。今後は要望に応じて金網に塗装する色を変えていく。重さは約20キロ。価格は1台15万円。学校や公共施設に加え、オフィス空間への設置も視野に入れているという。山本社長は「受注が軌道に乗れば、オーダーメード生産にも対応していきたい」と話している。

同社は1967年12月設立。資本金3000万円。山口、若宮、田川、伊万里、熊本、沖縄に主要工場を構える。従業員数は全体で約100人。17年5月期の売上高は11億5000万円を見込む。

2017年7月18日発行