NEWS

野菜加工販売の完全子会社を4月吸収合併 ピエトロ


第3工場取得に伴い業務を集約・効率化

東証1部上場でドレッシングなど食品製造・販売やレストラン事業を展開する㈱ピエトロ(福岡市中央区天神3丁目、高橋泰行社長)は、第3工場取得に伴い4月1日付で野菜加工販売の完全子会社、㈱ピエトロフレッシュサプライ(古賀市小竹、同社長)を吸収合併する。
これは1月31日開催の取締役会で決議したもの。ピエトロフレッシュサプライはピエトロへの野菜の仕入れ・卸販売(玉ねぎの皮むき業務を含む)と病院などへのカット野菜の販売を業務としている。ピエトロは古賀第1・第2工場がある古賀市鹿部の福岡食品加工団地内に第3工場を取得予定で、ピエトロフレッシュサプライの業務を第3工場に集約し、ドレッシングの原材料である玉ねぎの品質向上とグループ全体としての業務効率化を図る。すでに譲渡契約済みの第3工場は5月に引き渡し予定。同工場は第1、第2各工場と同規模で、適切な温度管理を徹底することが可能なため、玉ねぎの品質向上を図るとともに、両工場への移送時間を大幅に短縮できる。また、これを機に市場価格の変動が激しく、売上高の小さい野菜のカット販売を廃止し、18年春のリブランディング以来売り上げが大きく伸長しているパスタソースの箱詰めを第3工場で内製化する方針。
ピエトロフレッシュサプライは1983年4月設立。資本金2000万円でピエトロの100%出資。2019年3月期の売上高は2億7271万円、経常利益が1076万円だった。なお、完全子会社との合併のため、ピエトロの単体業績、連結業績への影響は軽微という。

2020年2月11日発行