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都築電気と資本業務提携    麻生 総額12億7880万円を出資


 セメント事業、病院経営・コンサルティング、建築資材製造販売などを手掛ける株式会社麻生(飯塚市芳雄町、麻生巖社長)は1月5日、各種情報システム開発を手掛ける東証2部上場の都築電気株式会社(東京都港区、日浦秀樹社長)と資本業務提携を結んだことを明らかにした。
 同社を含む麻生グループ84社が有する医療および介護、教育などの事業領域を背景に、新たなICT(情報通信技術)を導入することで医療・介護事業における業務効率化やサービス向上を図る同社と、ICT技術や医療・介護事業者向け商品ラインナップの強化、全国規模の営業拠点網を活用し事業活動の拡大を図る都築電気との狙いが一致したもの。都築電気の自己株式230万株を麻生が第三者割り当てで引き受ける。処分価格は1株556円で総額12億7880万円。2月10日までに出資する。出資後、麻生の持株比率は8・96%となり、都築電気の大株主の中で富士通株式会社(持株比率9・36%)に次いで第2位となる(以降、都築電気従業員持株会5・11%、扶桑電通株式会社2・98%、株式会社三菱東京UFJ銀行2・31%の順)。
 今後、人材の相互交流や共同技術開発などを進めていく方針。なお、今年6月下旬開催の都築電気株主総会において、麻生社長が取締役に就任する予定。
 麻生は1966年11月設立。資本金35億8000万円、従業員数は4818人(連結)、2016年3月期の売上高は1417億6000万円(同)。都築電気は1941年3月に設立。資本金98億1293万円、従業員数は1409人、2016年3月期の連結売上高は1056億1900万円。