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都心の森1万本プロジェクト始動 福岡市


週刊経済2023年2月28日発行

憩いや安らぎの空間創出

福岡市は2月7日、再開発が進む市中心部に憩いや安らぎの空間を創出する「都心の森1万本プロジェクト」を開始することを発表した。
同プロジェクトは、天神ビッグバンなどにより建て替えが進む中、樹木の植栽などを実施し、自然との調和を目指すもの。市民や民間企業と共働し、1万本植樹するほか、今ある緑を整えることにより、良好な都市景観の形成や都市環境の改善を図る。プロジェクトを実施するエリアは、天神や博多駅を中心とした約920ヘクタール。第1弾の取り組みとして、3月開業予定の櫛田神社駅前近くの博多川沿いの歩道空間にヤエザクラ12本を植樹するほか、渡辺通、城南線の街路樹の木の形を整える。また、天神ビッグバンボーナスの容積率緩和をアップデートし、従来の天神ビッグバンボーナス認定要件である建物デザインやアート、ユニバーサルデザインなどに加え、緑化の「都心の森1万本プロジェクト」を追加。1月20日に広場が開業した「福岡大名ガーデンシティ」を都心の森1万本プロジェクトの第1号とした。