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那覇市牧志で17店入居の飲食施設を開発 コンダクト


週刊経済2023年10月17日発行号

総事業費3億5千万円、来春開業へ

不動産デベロッパーのコンダクト㈱(北九州市小倉北区浅野2丁目、和田克之社長)は、総事業費約3億5千万円かけ那覇市牧志3丁目で飲食施設の開発に乗り出した。9月に着工しており完成は来春。
1950~60年代にかけて映画館や劇場が18館あった歴史的なエリアで街の価値を高めるプロジェクトとして、沖縄県立芸術大学の学生が主になり壁面、レリーフ、シーサー、ロゴデザイン、案内板などアートデザインを担当、また琉球大学の知財を活用してカーボンニュートラルに配慮した建材や工法を用いて建築するなど産学連携で取り組む。
場所は、那覇市平和通りと希望ヶ丘公園に面した商店街エリア。施設名は「牧志屋台村(仮称)」。敷地面積は約500㎡。木造平屋建てで建築面積は280㎡。17の飲食店が入居し、イベントステージなどを併設する。同周辺エリアでは近年大衆酒場の急増で酔客による騒音などの問題が顕在化していることから営業時間は深夜0時までを予定し、公衆トイレなどを備える。設計・施工は新洋(浦添市)。9月21日起工式が開かれ、式典には古謝玄太那覇市副市長はじめ約40人の関係者が出席。和田社長は「外部の知見を活かしながら不動産の力で街の賑わいを生み出し、社会を活性化させていきたい」とあいさつした。