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那珂川自動車営業所を南側に建て替え移転 西日本鉄道
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週刊経済2023年11月14日発行号
環境配慮や働きやすい職場を追求
西日本鉄道㈱(福岡市博多区博多駅前3丁目、林田浩一社長)は、那珂川自動車営業所(那珂川市道善5丁目)を南側敷地に建て替え、11月4日に移転開業した。
同営業所は連節バスや路線バスなど約130台を保有し、乗務員約210人が在籍する西鉄グループで最大のバス営業所。主に那珂川市から大橋駅や天神・博多エリアへのバスを日々運行している。今回、那珂川市の道善・恵子土地区画整理事業に伴う移転にあたり、地球環境への配慮や働きやすい職場環境づくりを追求し、営業所を建て替えた。場所は国道385号沿いの旧営業所の南側、徒歩4分の隣地。敷地面積は1万5268㎡。敷地の北東側に建つ新営業所建物は鉄骨造地上2階建てで、建築面積が1624㎡、延べ床面積が2430㎡。バス収容台数は142台。
環境配慮の取り組みとして、施設屋上への太陽光パネル設置を計画するほか、今後の電気バス導入(2023年度は4台)を見据え、新たに電気バスの充電設備を設置した。西鉄グループで初となる、バスの洗車に使用する約8割の水(約1万6千リットル/日)の再利用が可能な洗車機用の水リサイクル装置を導入。省エネルギー性に優れたガス空調の一部採用や断熱・遮熱性など高い省エネ性能を持つLow‐Eガラス(複層ガラス)も採用した。従業員が快適に働ける職場環境づくりとしては、トイレや浴室などの共用部を刷新するとともに、女性専用の仮眠室や休憩室などを充実させた。新営業所への移転に伴う「那珂川営業所」バス停位置の変更はない。