NEWS

那珂川市後野に新本社屋 ジョイボンド九州


週刊経済2021年12月28日発行

環境配慮型の工法採用

自動車用のケミカル商品販売、板金塗装業の㈲ジョイボンド九州(福岡市博多区豊2丁目、岡田正法社長)は、那珂川市後野2丁目に本社屋を建設している。着工は12月4日、完成は22年5月末を目指している。建築費は約1億円。
人員拡充による手狭に加え、パン製造・販売の京都伊三郎製ぱん(京都府)とフランチャイジー契約を結び、店舗運営するため。場所は国道385号の「現人橋」交差点北側。敷地面積702㎡。駐車台数は17台を確保する。2階建てで延べ床面積は約300㎡。1階に京都伊三郎製ぱんをオープン。50歳代社員5人をスタッフとして配置し、セカンドキャリアの機会を提供する。当面の月商目標は600万円。2階は本社事務所で板金の施工部隊や経理スタッフの6人が常駐する。このほか、建屋は環境配慮型のCLT工法を採用。天井や床、壁、梁などには木造建築用の建材・木製パネル(CLT)を利用し、那珂川市の杉材を中心に福岡県産材を使用するという。岡田社長は「事業展開の弾みとしていきたい」と話している。
岡田社長は鹿児島市出身。1965年2月20日生まれの56歳。鹿児島中央高校卒。趣味は国内・国外旅行。
同社はケミカル商品製造・卸のジョイボンド㈱(埼玉県)の販売代理店。2002年7月設立。資本金300万円。従業員29人。今期の売上高は2億2千万円、経常利益は約2千万円を見込む。