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避難所運営を効率化するシステムを開発へ 福岡工業大学
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週刊経済2021年2月2日発行
人員や物資の配分を自動判別
学校法人福岡工業大学(福岡市東区和白東3丁目、下村輝夫学長)は1月19日、災害発生時の避難所運営を効率化するシステムの開発を始めた。
新型コロナウイルスの影響で、災害発生時の避難所の収容人数見直しや分散非難が必要になることから開発。同システムは石田研究室(石田智行准教授)の開発で、不特定多数に向けて情報を発信できる「BLEビーコン」を利用し、避難所に出入りする人の数や性別、住所などの情報を送受信し、集計する。これらのデータと過去の災害データを組み合わせ、AIが現場の自治体や避難所にとって最適な人員や物資の配分を自動判断する。同大学は「より精密な予測をするために、各自治体にある過去の災害対応データの共有を進めていきたい」と話している。