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遠隔操作で映像収録できるシステム開発  uk    7月1日から販売


 映像制作会社の株式会社uk(糟屋郡粕屋町長者原東2丁目、黒江圭太社長)は遠隔操作で映像を自動収録できるシステムを開発、7月1日から販売を開始した。
 イベント会場や会議場などにカメラ3台を設置し、空間すべてを自動で録画する映像収録システムで、商品名は「クラウドオペレートカム」。まず、会場にWiFiとカメラを設置し、撮影したデータをサーバーに収録する。その後、インターネット回線を使用し、サーバー経由で撮影した映像をダウンロードする。パソコンで遠隔から撮影、編集作業が可能なシステムで、時間や場所など制限されずに撮影、編集ができる。導入料金は90万円(税抜き)で、別途システム使用料が10万円かかるが、問い合わせから2カ月以内に申し込んだ場合は3万5000円。現在、結婚式の挙式撮影などで導入の引き合いがあり、今後は一般企業のセミナーやイベント、社内行事、新入社員研修のマナー講座などを記録し、映像を配信するシステムとして導入を進めていく。同社の黒江社長は「定点カメラで撮影するのでカメラマンの人件費もかからない。撮影、編集、配信が一括管理できる画期的なシステムなので注目してもらいたい」と話している。
 同社は2013年3月設立。資本金1000万円、従業員は26人。映像の企画、編集、撮影などを主力事業に、東京、盛岡、金沢、広島、高知、佐世保、宮崎に営業所を置く。16年2月期の売上高は約4億円。