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遠賀郡水巻町工場内に実験設備兼ショールーム  アイム電機工業    6月末完成予定


 水中ポンプ、水中モーターや関連機器の開発、設計、製造を手掛けるアイム電機工業株式会社(北九州市八幡西区、小野隆二郎社長)は、水巻工場(遠賀郡水巻町)内に実験設備兼ショールームの新棟を建設している。完成は6月末予定。
 工場全体の敷地面積は1万7300平方mで、現在は大型から小型の計3つの水槽を設置し、製品の開発や製造を手掛けている。今回、1億数千万円を投じ新棟を建設することで、研究開発業務を拡大するのが狙い。新棟は2階建てで、外構含め敷地面積は約1000平方m。延床面積は660平方m。建物内には、深さ5メートル、長辺3・8m、短辺2・5mの水槽を設置するほか、1階は解析や図面の製作をする開発室とショールーム、2階は社員研修などに活用する約50人収容可能な会議室や応接室になる。
 7月中旬に稼働予定で、初めは10人前後が同施設に常駐する。なお、建物名は現在検討中。小野社長は「水中ポンプの業界は、市場規模はあるが競争も激しい。今後の事業拡大を目指すためにもスピード感をもって開発に励んでいきたい」と話す。
 同社は1954年7月設立。資本金は8740万円。売上高は24億円(3月決算)。従業員は138人。出先は、国内10拠点のほか、香港、バンコク、アメリカ、ベトナムに海外拠点を構えている。