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遠賀信用金庫と包括連携協定を締結 九州産業大学


週刊経済2021年9月7日発行

金融機関では2例目

九州産業大学(福岡市東区松香台2丁目、北島己佐吉学長)、同大学造形短期大学部(同、小田部黃太学長)は、8月25日付で遠賀信用金庫(岡垣町東山田2丁目、岡部憲昭理事長)と包括連携協定を締結した。
地域経済の振興および福祉の向上、健康・スポーツ振興などの分野で相互連携と協力を図り、それぞれ地域の課題に取り組むことで教育・人材育成と活力ある地域社会の形成と発展に寄与するのが狙い。同大学が包括連携協定を結ぶのは今回で通算6例目(古賀市、国連ハビタット福岡本部、福岡みらい病院、福岡未来創造プラットフォーム、筑邦銀行、遠賀信用金庫)。金融機関では2例目となる。
締結後、両者は毎月1回の頻度で「学金連絡会議」を開催。遠賀信用金庫の顧客企業が抱える課題を共有し、同大学の文系・理系・芸術系の学生による課題解決型提案を実施するほか、九州北部3県13信用金庫が2年に1回開催する大商談会「しんきん合同商談会」(今年11月17日開催予定)で同大学の研究シーズを地域企業に紹介。産学連携事業を拡大することで、地域経済の発展を図る方針。また、遠賀信用金庫の顧客企業における同大学学生のインターンシップや同信用金庫職員による金融講義などを行うことで人材育成を強化していく。同大学では「これまでも本学学生による遠賀信用金庫顧客企業のパッケージデザインや金融講義を依頼するなど相互関係を築いてきたが、今回の締結でより一層関係を深め、共同して地域経済の発展に貢献していきたい」と話している。