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道の駅併設ホテルプロジェクトに投資 筑邦銀行


週刊経済2021年11月30日発行

うきは市に22年開業予定

㈱筑邦銀行(久留米市諏訪野町、佐藤清一郎頭取)は11月15日、出資するちくぎん地域活性化投資事業有限責任組合の「ちくぎん地域活性化ファンド」を通じて、うきは市の道の駅などにホテルを建設するプロジェクトに投資した。
積水ハウス㈱とマリオネット・インターナショナルが全国の道の駅各所にホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット」を併設する、地方創生事業「Trip Base(トリップベース)道の駅プロジェクト」に参画。同プロジェクトには「道の駅うきは」(うきは市浮羽山北)も含まれており、併設する宿泊施設は2023年開業予定。同行では「『地域の知られざる魅力を渡り歩く旅の提案』がコンセプトの同ホテルは、地方創生の一環として注目されている。投資を通じて、、地域経済活性化の一助としたい」と話している。
同プロジェクトは20年10月開業を皮切りに、現在5府県14カ所で展開。北海道、兵庫県、岡山県、広島県、福岡県、佐賀県、熊本県、鹿児島県の8道県14カ所で1184室のホテルを22年春から順次開業する計画が始動している。
同ファンドの規模は総額約60億円。対象となるのは久留米市や福岡市、北九州市をはじめとした福岡県内のほか、鳥栖市や日田市とその近隣地域の企業や事業体。特にバイオ、医療、介護、アグリ事業など地域の特性を生かした事業のほか、再生可能エネルギーなどの成長分野への新規参入、後継者不足による事業承継などに取り組む企業等に融資や出資をしていく。