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連結経常利益7・8%増の19・1億円  西日本新聞社    売上高は3・2%減の578億円


 地元ブロック紙・西日本新聞社(福岡市中央区天神、川崎隆生社長)の2015年3月期連結決算は、売上高が前期比3・2%減の577億9100万円、経常利益は同7・8%増の19億1400万円で減収増益だった。
 グループ会社は1社増加して17社となり、旅行やイベントなど本体(新聞・広告業)を上回る高収益事業の展開に努めたほか、経費節減・効率化などで営業費用を同3・4%減の562億7200万円に留めたことなどから、連結増益につながった。
 一方、単体での売上高は前期比3・5%減の267億7700万円、経常利益は同12・4%減の3億5800万円で、3期連続の減収減益。販売、広告、事業、コンテンツの各部門とも前期を下回った。消費税率引き上げなどが響き販売は前期比3・2%減で5億円超の減収、広告は同4・3%で3億円の減収となった。事業も同8・4%減。不動産収入は堅調で前期比で2・8%伸びた。営業費用は節減に努めて全体で3・2%減の267億6900万円だったが、収入源などから経常利益は減益。税引き後の当期純利益は7600万円の損失となった。