連結子会社の㈱ＨＭＢを吸収合併　ＦＣホールディングス

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５月１日付

交通・都市などの調査・計画・設計コンサルタントの㈱福山コンサルタント（福岡市博多区博多駅東３丁目、福島宏治社長）の持ち株会社、㈱ＦＣホールディングス（同）は５月１日付で、センサーと無線通信を活用した構造物の点検・診断、水位観測などのシステム開発を手掛ける㈱ＨＭＢ（東京都文京区後楽、丸山泉社長）を吸収合併する。
ＨＭＢは同ＨＤ１００％出資の連結子会社で、２０１１年１月設立。資本金１０００万円。開発した無線センサーによる橋梁点検システムは、国土交通省の新技術情報システム（ＮＥＴＩＳ）に採択され、現在その有効性を現場検証中。また、無線センサーによる内水氾濫監視システムは、地方自治体からの受注業務の中で実際に活用される段階に至っている。徐々に実績を積み上げつつあるものの、関連市場に対して、電機通信系大企業の参入が相次いでいる点に加え、研究開発投資先行型であったため現在は債務超過状態にあり、単独解消には相応の時間が必要だと判断したことから合併に至った。同社では「合併後はグループ内再配分も含めた編制再構築を実施予定。ＨＭＢが研究開発してきた有形・無形の多くの知的財産について再整理し、競争優位性の高い製品への経営資源に集中とその市場投入を加速していく」と話している。
ＦＣホールディングスは２０１７年１月設立。資本金４億円。２０１７年６月期連結売上高は６８億５７００万円。

2018年3月27日発行