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連休中の宿泊稼働指数前年超え、福岡県のみ40%割れ 九州運輸局
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福岡以外は60%前後、全国平均54%
九州運輸局は10月23日の定例会見で、9月の4連休中(19日~22日)の宿泊稼働指数を県別に公表。各県で60%前後まで稼働指数が回復して前年同月の水準を上回る中、福岡県のみが40%を割り、低水準が際立った。
新型コロナの影響で、夏頃まで地元宿泊施設の稼働率は前年比50%以上のマイナスが目立っていたが、感染者数の減少やGoToトラベルの効果もあって秋口から回復傾向に入っている。県別に見ると、福岡県は39・1%(前年9月は44・3%)、佐賀県は64・5%(同54・5%)、長崎県は69・7%(同55・7%)、熊本県は57・9%(同63・5%)、大分県は67・1%(同47・0%)、宮崎県は63・5%(同46・6%)、鹿児島県は60・7%(同57・3%)。全国平均は54・6%(同55・6%)。福岡県以外の6県はいずれも前年9月の水準を上回り、最も高かった長崎県は7割弱に達し、大分県や宮崎県は前年からの伸びが著しかった。一方、福岡県はビジネス需要が多くを占めるため、連休中の稼働指数は低くなる傾向があるものの、唯一40%を割り込み、前年の水準も下回った。
岩月理浩局長は「GoToが上手く機能して観光需要が回復し始めている。福岡県に関しては、ビジネスでの移動が鈍いため稼働指数の水準は低いが、観光需要は着実に回復していると見ている」と話している。
2020年11月10日発行