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通期業績・配当予想を上方修正 リックス
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週刊経済2024年3月5日発行号
鉄鋼、自動車、ゴム・タイヤセグメントが順調
福岡市博多区山王1丁目の機械商社・リックス㈱(安井卓社長)は2月、24年3月期の通期決算の業績予想を上方修正した。
昨年10月24日に上方修正した予想をさらに修正したもの。第3四半期連結累計期間において、主に鉄鋼、自動車、ゴム・タイヤセグメントで売上高およびセグメント利益が順調に推移。電子・半導体、工作機械セグメントの伸びの鈍化をカバーし、また電子・半導体セグメントの下期業績において当初の想定よりも下落しない見通しとなった。これらを踏まえ、前回公表時に据え置いた下期分の業績見込みが上振れしたとともに、賃上げ促進税制による税額控除見積額を織り込んだ。連結売上高については、前回予想を13億円上回る前期比7・9%増の488億円、経常利益は9千万円上回る同5・4%増の39億5千万円に上方修正。営業利益は2千万円上回る同7・6%増の35億8千万円、純利益は1億5千万円上回る同2・8%増の28億4千万円を見込んでいる。
また、これに伴い期末普通配当予定を8円増額し71円に修正し、年間配当金は、前期実績を6円上回る141円を見込んでいる。