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通期の業績予想と期末配当を修正 イフジ産業
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週刊経済2021年3月30日発行
売上高は下方、損益は上方修正
粕屋郡粕屋町戸原東2丁目の業務用液卵メーカー・イフジ産業㈱(藤井宗徳社長)は3月12日、2021年3月期の通期業績予想を修正した。
昨年11月10日に公表した予想を修正したもので、合わせて期末配当予想も修正した。売上高については1億4200万円下回る137億1200万円に下方修正。鶏卵相場が予想よりも低く推移し、連動する販売単価が低下。加えて販売数量が新規取引先の獲得に積極的に取り組んだものの、土産菓子向け、外食向けの需要が落ち込み、前回発表予想を下回った。調味料関連事業でも既存得意先への販売が前回予想を下回った。
一方、損益については新規取引先への販売数量が増加。購買施策の多様化に伴う材料費の低減、工場の生産効率の向上や歩留まりの向上などの施策が寄与。経常利益は前回予想を8600万円上回る11億4300万円に上方修正。同様に営業利益は8300万円上回る11億1900万円、当期純利益は5100万円上回る7億6800万円にそれぞれ上方修正した。また、期末配当予想では前回予想から2円増配し、1株当たりの配当予想を14円とした。中間配当と合わせた年間配当は前年実績を4円上回る24円になる見込み。