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農業応援団体第1号にトヨタ九州  福岡県    食堂での「地産地消メニュー」が評価


 福岡県は6月24日、県産農林水産物の消費拡大につながる取り組みを実施する企業・NPOの登録制度「ふくおかの農業応援団体」を創設し、その第1号にトヨタ自動車九州(宮若市上有木、二橋岩雄社長)を登録した。
 11年9月に創設した「ふくおかの農業応援団」は、「応援ファミリー」、「応援の店」など家庭や店舗が対象だったが、今年度からその枠組みを拡大した。トヨタ自動車九州は、社員食堂で地元農産物を中心とした「地産地消メニュー」の提供に努めているほか、同社PR施設内では地元の米や加工品をショーケースで展示。地域とのつながりを重視する姿勢が評価されて登録に至った。登録団体は、県のホームページや広報媒体を用いて積極的にPRするほか、優良活動に対する表彰も行う予定。
 同日に福岡県庁で交付式が開かれ、出席した馬場貞仁専務は「車の現地調達率は70%以上、社員食堂の食材は福岡県調達100%を目指したい」と自社の事業目標に絡めて意気込みを語った。今後は地域連携協定を結んでいる宗像市の食材などを、食堂での地産地消メニューに取り入れていく予定。