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農家の組織づくりに関する書籍を発行 クロスエイジの藤野社長


農業経営者と共著

農業総合プロデュース事業の㈱クロスエイジ(春日市春日公園3丁目)の藤野直人社長は5月1日、農家の組織づくり、人材育成に関する書籍を発行した。
書籍名は「これからの農業は組織で勝つ―売上5000万・1億・3億円を突破する農家の人材育成・組織づくり―」。農家の3代目経営者との共著。サイズは四六判変形判で208ページ。中期経営計画の策定や人材採用、経営の数値化(IT化)、ブランディングなど農家の組織づくりの方向性について解説している。発行元は同文舘出版で、価格は1620円(税込)。全国の書店やアマゾンなどのネットショップでも販売している。藤野社長は「初版本は農家の流通、販路プロデュースに関する内容だったが、今回の著書は生産者プロデュースに重点を置いた内容となっている。農業法人や若手農家、異業種から農業に参入しようとしている企業などに読んでもらいたい。初年度発行部数3000冊を目指す」と話している。
同社は2005年3月設立。資本金3800万円。売上高10億円(19年8月期見込み)。従業員30人。藤野社長は奈良県出身。1981年11月27日生まれの37歳。九州大学卒業後、農業の産業化を理念に起業。これまで500以上の生産者に販路開拓、商品企画、経営支援の総合プロデュースを手掛ける。FVM(フクオカベンチャーマーケット)大賞2019で特別賞を受賞。

2019年5月28日発行