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輸出入、総額ともに過去最高額を更新 博多港　04年上半期貿易概況（速報値）

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　博多港の二〇〇四年上半期の貿易概況（速報値）は、輸出が前年同期比二六・八％増の四千六百七十三億九千万円、輸入が同四・七％増の二千七百三十二億三百万円で、ともに過去最高を記録、総額でも七千四百 億円を超え、同一七・六％増と最高額を更新した。
　博多港税関支署のまとめによると、輸出総額は、電気機器が香港、台湾、韓国などアジア向けに大幅に増加したことなどから同二六・八％増と大きく伸びた。品目別に見ると、電気機器が同五〇・四％増の二千百八十三億九千九百万円（構成比四六・七％）、ゴムタイヤおよびチューブが同六・九％増の七百二十億四千四百万円（同一五・四％）、一般機械が同六・九％増の六百五十九億二千二百万円（同一四・一％）、輸送用機器も同二三・七％増の五百六十三億八千七百万円（同一二・一％）で、これらの品目で全体の約九割近くを占めている。国（地域）別では、アメリカ（構成比二六・六％）が大きな割合を占めており、以下、香港（同一一・八％）、中国（同六・五％）、韓国（同六・一％）、台湾（同五・八％）の順となった。
　一方、輸入総額は、魚介類および同調製品が増加したことなどから同四・七％増と堅調に推移した。品目別では魚介類および同調製品が同二五・三％増の五百七十七億七千二百万円（同二一・一％）、電気機器が 同三・八％減の百九十六億八百万円（同七・二％）、一般機械が同三四・一％減の百七十七億二千四百万円（同六・五％）、穀物および同調整品が同一九・六％増の百七十億三千六百万円（同六・二％）となった。国（地域）別では中国（同二三・四％）がトップで、アメリカ（同一八・七％）、タイ（同八・四％）、韓国（同六・七％）、ロシア（同 五・五％）の順だった。

2004.8.17 発行　週刊経済より