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輸出は電気機器増などで3カ月連続プラス  福岡空港10年1月貿易概況    中国以外は増加


 福岡空港税関支署がまとめた10年1月分の福岡空港貿易概況(速報値)によると、輸出総額は460億円で前年同月比59・5%増となり、3カ月連続のプラスとなった。
 主な要因は、電気機器(256億円、同40・7%増)と化学製品(59億円、同69・6%増)が大幅に増加したため。映像機器(29億円、同2・1倍)、電気回路等機器(23億円、同3・4倍)、一般機器(15億円、同52%増)も増加した。主力品目のICは、数量が4億9100万個で同54・3%増と3カ月連続でプラスとなり、価額も134億円で同18・6%増と20カ月ぶりのプラスとなった。地域(国)別では台湾(79億円、同24・3%増)が3カ月連続の増加となり、7カ月ぶりのトップとなった。また、シンガポール(75億円、同4・6倍)、韓国(56億円、同69・7%増)、香港(48億円、同4・3倍)、アメリカ(32億円、同66・8%増)は増加したが、中国(65億円、同2・4%減)は減少した。

 輸入は電気機器増で2カ月連続のプラス

 また輸入総額は284億円、同%増で2カ月連続のプラスとなった。
 主な要因は、電気機器が147億円で69%増と増加したため。魚介類(36億円、同13・2倍)、科学光学機器(27億円、同66・9%増)、音響・映像機器(17億円、同2・9倍)、原料別製品(10億円、同4・1倍)も増加した。主力品目のICは数量が7400万個で同60・9%増と2カ月連続の増加となり、価額も87億円で同2・4倍と2カ月連続の増加となった。地域(国)別では、台湾(66億円、同77・6%増)、中国(55億円、同61・7%増)、香港(34億円、同28・2倍)、韓国(30億円、同60・8%増)、タイ(24億円、同77・8%増)、アメリカ(20億円、同17・2%増)も増加した。