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輸出は自動車、半導体の激減で4年ぶりマイナス  博多港09年分貿易概要(速報値)    輸入は2年連続減


 博多税関署がまとめた博多港の2009年貿易概要(速報値)は、輸出額が1兆1696億3200万円で前年比29・5%で、4年ぶりに減少、06年とほぼ同水準となった。一方輸入額は6850億6500万円で同23・5%減と、2年連続で前年を下回り、2005年とほぼ同水準となった。
 輸出は構成比の大きい輸送用機器、電気機器が激減し減少した。品目別では中国向けに自動車が減少し、輸送用機器が2665億4600万円で同29・4%減。また半導体電子部品が中国向けに激減し、電気機器が2511億2600万円で同40・6%減。輸入は構成比が大きい電気機器が後退し、1146億3100万円で同12・4%減。また魚介類及び同調製品がロシアから激減し、656億3600万円で同27・1%減となった。同税関では「輸出入ともに売り上げベースでは前年減だが、数量比では大幅な落ち込みではなかった。商品全体の価格が低下していることが考えられる」と話している。