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輸入量減少や調達コスト増などで減収減益 トクスイコーポレーション 売上高117億6900万円
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貿易、水産品加工などの株式会社トクスイコーポレーション(福岡市中央区港2丁目、徳島建征社長)の2015年3月期決算は、売上高が前期比1・7%減の117億6900万円、経常利益は同51・8%減の7800万円で減収減益となった。
食品・水産グループを横断した商品・サービスの品質向上と安定供給、提案営業に取り組んだが、調達コストの増加などで減収減益となった。事業別では、水産事業部門の主力であるインドネシアUtama社が好調な漁獲を確保。同Toxindo社も潤沢な原料入荷によって順調に業績を伸ばしたが、卸売事業において輸入量の減少や急激な円安進行による調達コストの増加などの複合要因に対応できず、部門売上高が前期比16%増の91億2500万円、部門利益は同34・3%減の2億9300万円となった。食品事業部門では、円安による原価高騰に伴う海外商品企画が減少。また、国内加工品の主原料となるサバ、イカなどの国内水揚減少と価格高騰で定番商品の企画休止が響き、部門売上高は同62%減の23億8300万円、部門利益は1500万円となった。その他の事業部門では、建物施設賃貸の安定収入を確保し、部門売上高は同4・1%減の2億700万円、部門利益は同5・5%増の1億1700万円だった。
今期はグループでの安定した経営基盤の構築に取り組むとともに、新規事業の開拓、経営資源の効率的な運用を図り、グループ内外における連携と協働を推進していくことで、売上高は前年並みを見込む。